ぐるぐる中四国 ぶらり!三江線の旅

『ぐるぐる中四国 ぶらり!三江線の旅』、石見ケーブルビジョン


この番組、田舎放送局(ケーブル)でやっていて、三江線の番組なんかあるのかと思ってみてみたが、まずタイトルがおかしい。ぐるぐる中四国って、三江線は四国なんかに行かないし、島根県広島県の一部をほそぼそと走っているだけ、しかもあまりに客が少ないので、そのうち廃止されるだろうといわれている(実際に広島の地元紙にそういう記事が何回も出ているので、たぶん命数は長くない)路線。

だいたい三江線の旅と言ったって、本数がほとんどないので、列車なんかに乗っていたら、ろくに旅などできないのだ。実際に番組を見ていると、江の川と山しかないわ。レポーターのおねえさんが、カヌーで川下りやら温泉に行ったりということをやっているが、人がいなさそう。美郷町の千原温泉って、ものすごい田舎に、建物がようやく立ってるだけというもの。最寄り駅の沢谷駅から4キロと言っているが…。

番組は三次まで行くのかと思ったら、途中の宇都井駅で終わり。まあ石見ケーブルビジョンの番組だからね。しかし30分枠なのに、番組が13分ちょっとで終わってしまい、後半は「鳥取砂丘 砂の美術館」ってどういうことなの。いくら三江線と言ったって、もうちょっと行くところはあるだろう。

とにかく三江線は存亡の危機なので、早いところ行っておかないといけないが、まる二日はかかるし、途中のどこかに泊まるとなれば、さらに一日必要だ。車で行けば大したことはないが、それでは行く意味が無いし。夏に時間をひねり出せればいいけど。