シロメ

「シロメ」、ももいろクローバー出演、白石晃士監督、「シロメ」製作委員会、2010


ももクロがZになる前の映画。これは、「市民ポリス69」と違って、6人全員、フル出演。

ストーリーらしいストーリーはないので、ももクロファンだけに向けられた映画。ももクロが、「お願いすれば願い事をかなえてくれるが、本気でお願いしない人がいれば呪いがふりかかる」という「シロメ様」がいる廃校に行かされるという設定。もう最初から見ている方には、「ドッキリでしょ」とわかるのだが、ももクロはドッキリとはわかってないので、本気で怖がっている。

自分はそもそも「ドッキリ」という企画の形式が嫌いなので、この映画もあんまりおもしろくない。ももクロは真剣なので余計に嫌だ。これは作る方も、見てよろこぶ方も趣味悪いでしょう。女の子をただ怖がらせるための映画というのは、見ていて気持ちいいものではない。ドッキリだとばらした後の、最後の場面も、青=早見あかりは本気で怖がっているし。

これはももクロにとっては黒歴史。もうこういう映画が作られることはないので、貴重品といえばそのとおりだが、とにかく後味悪い。