LINE（2006）
「LINE]、ふせえり、上島竜兵、勝村政信ほか出演、中尾浩之監督、VIPO、2006
20分くらいの短編映画。会社の掃除婦をしているふせえりと上島竜兵夫婦は、カネに困って、夜間のオフィスに忍び込んで、社長のへそくりを金庫から盗み出そうとする。ところが金庫に入っていたへそくりは、1円玉と10円玉の入ったペットボトル。しかも、上島竜兵が命綱をつけたまま戻るところで、窓から落ちそうになって…、というもの。題名の「LINE]は、ソフトウェアとはまったく関係なく、おそらく上島竜兵がぶら下がっている綱のことだろう。
若手映画作家育成プロジェクトの制作実習作品。あてにしてなかったわりにはけっこうおもしろい。これは脚本（当然監督本人が書いている）だけでなく、ふせえりと上島竜兵の演技力によるところが大。上島竜兵が落っこちそうになる場面のスリル、12時までに戻らないと警報が鳴るという時間的制約、ふせえりが掛けている多額の保険についてのもめごとがうまくマッチしていて、隙がない。
音楽と暗めの画面もよくマッチしていて、オチもきいている。監督はテレビ、CMのディレクターをしている人らしい。
20分くらいの短編映画。会社の掃除婦をしているふせえりと上島竜兵夫婦は、カネに困って、夜間のオフィスに忍び込んで、社長のへそくりを金庫から盗み出そうとする。ところが金庫に入っていたへそくりは、1円玉と10円玉の入ったペットボトル。しかも、上島竜兵が命綱をつけたまま戻るところで、窓から落ちそうになって…、というもの。題名の「LINE]は、ソフトウェアとはまったく関係なく、おそらく上島竜兵がぶら下がっている綱のことだろう。
若手映画作家育成プロジェクトの制作実習作品。あてにしてなかったわりにはけっこうおもしろい。これは脚本（当然監督本人が書いている）だけでなく、ふせえりと上島竜兵の演技力によるところが大。上島竜兵が落っこちそうになる場面のスリル、12時までに戻らないと警報が鳴るという時間的制約、ふせえりが掛けている多額の保険についてのもめごとがうまくマッチしていて、隙がない。
音楽と暗めの画面もよくマッチしていて、オチもきいている。監督はテレビ、CMのディレクターをしている人らしい。
