市民ポリス69

「市民ポリス69」、酒井敏也、桐生コウジ、早見あかりほか出演、本田隆一監督、トランスフォーマー、オフィス桐生、2011


原作は柳沢きみおのマンガ。これは読んでない。

犯罪の増加で、東京都では一般市民を適当に選び、プロレスみたいな覆面と麻酔銃を渡して、30日間の任期で軽い犯罪の取締りをやらせることにした。それが市民ポリス。この69人目に選ばれたのが、しょぼい中年男の酒井敏也

酒井敏也は、そんなややこしいことに関わりたくないので、任務から逃げまわるのに必死なのだが、コンビニの美少女店員=早見あかりと会ってから豹変。とにかくかっこよくなりたくなり、麻酔銃を撃ちまくって小さな権力を満喫。しかし、市民ポリスに恨みを抱く組織、「市民ポリス制度に反対する会」会長の津田寛治は、犯罪で大金を稼いで、市民ポリスを潰してしまおうとする。

酒井敏也はこの会長と対決しなければならないのだが、早見あかりはこの男との間に秘密があって…というような話。

簡単にいって、まったくおもしろくない。原作のせい?それとも脚色が悪いのか?ほぼ笑うところがないし、酒井敏也もしょぼいだけで見せ場に欠ける。ほとんどひねりのないラストまでダラダラと話が展開。見るところは、超絶キレイな早見あかりの「顔」だけである。まだももクロにいた時の映画なので、他のももクロメンバーも一瞬顔を出しているが、とにかく印象に残るのは、早見あかりの美しさ。でも、それで100分持つかといえば、それはムリ。

劇場でやってたときに、ポスターを見て一瞬行こうかと思ったのだが、結果的には行かなくて正解。スベっているコメディーはおなかいっぱいだ。