まほろ駅前番外地 5話

まほろ駅前番外地」5話、「ややこしい過去の整理は、お断りします」


今回の依頼は納屋の整理。整理を頼んできたおばさん、宮下順子だ。その帰りにいきなり依頼をもちかけてきた男が、新井浩文。こっちの依頼は自分の出生の秘密を調べてくれというもの。DNA鑑定を頼んだら、父親とも母親ともまったく血縁関係がなかった。自分のほんとうの親は納屋の整理を頼んできた宮下順子だった。なので、宮下順子の家のことを調べてくれ、とのこと。

多田は、仕事で入る家の事情を勝手に他人に話すわけにはいかないと断る。行天は、しゃべってもよさそうな態度だが…。宮下順子の家には、息子がいて、これはもちろん新井浩文とは別人。行天はこっちの息子を探そうとするのだが、こっちの息子は家出してしまっていて、おまけにヤクザ追い回されている。行天はヤクザにガンガン殴られるが、逆にスタンガンで簡単にやっつけてしまう。

家出した息子の方は、イタリア料理屋で見習いコックをやっていた。なんとかつかまえるが、こちらは実の親と会いたいとは思っていない。この息子と宮下順子は、お互い本当の親子じゃないと知っているのだ。それでも息子は生活を立て直して親に顔を見せたいと泣いている。

多田と行天は、このてんまつを新井浩文に話す。新井浩文は自分の結婚式の料理を、息子が働いている店に頼むのでした。


今回もなにげにいい話。ちょっといい話なのだが、ウェットな雰囲気になっていないのがよし。多田と行天のカラーの違いもうまく噛み合っているし。4月にユーロスペースでこのドラマの上映会があり、ついでにトークショーもあるらしい。いいなあ。田舎にいるとこういうイベントに行けなくて悲しい。