ファンキー末吉北朝鮮へ行く NHKワールドWaveトゥナイト

「ワールドWaveトゥナイト」、NHKBS1、2013.3.6


NHKBS1のワールドWaveトゥナイトで、ファンキー末吉北朝鮮を訪問して撮影したビデオが流れていた。核実験後と言っていたので、この2月に訪朝したようだ。正確な日付は聞きそこねた(ご本人のブログで確認すると、2月19日から2月26日まで北朝鮮に滞在していたとのこと)。ビデオは、ファンキー末吉の同行者が撮ったもの。

去年と比べると変化はないと言っていたが、平壌空港のターミナルビルの建て替えが進行中なのはわかったし、平壌市内を車内から映したビデオでは、いくつかのクレーンが見えたので建設が推進されていることは間違いない。

平壌駅も同じで、去年と変わっていないとは言っていたが、かつての古ぼけた建物は改装(あるいは新築)されている。駅前広場には写真が張ってあり、それは昨年末の衛星発射時のもの。

そして、今年の1月に始まったと報じられた外国人への携帯電話接続サービスを利用している様子も映っていた。1月20日にはこのサービスが始まったことが報道されていたので、サービス開始直後ということになる。iPhoneで日本に通話している様子が映っていたが、どうせならiPhoneの機能がどこまで使えるか試してほしかった。

平壌6月9日高等中学校軽音楽部では、部員が4人。今回の課題は、ファンキー末吉自身は手を出さずに、部員任せで新曲を1曲作ること。音楽はわからないが、注目したのは歌詞の内容。金正恩金日成金正日らへの個人崇拝はどのくらい入っているのか、政治的な内容はどのくらい濃いかということを見ていたのだが、「明るい明日に向かって、祖国のためにがんばろう」というような内容。社会主義的に前向きではあるが、特に個人崇拝に関わるような内容は流れていなかった(放送された部分では、という但し書きつきだが)。

今回は偶然テレビの内容をチェックしていたので見られたが、本を出版するくらいなのだから、今まで撮影したビデオを使って、ドキュメンタリー映画を作ってくれるとありがたいのだが。訪朝のたびにビデオを撮っているのであれば、それ自体が貴重な資料になるのだが…。