らららクラシック ローエングリン(ハイライト)

「らららクラシック」、「ワーグナーの歌劇「ローエングリン」」2013.2.17


なんとなくつけっぱなしにして見ている「らららクラシック」。加羽沢美濃はともかく、石田衣良の服がいつもイラッとするのがひっかかっているのだが、今回はスカラ座の「ローエングリン」だったので、まじめに見た。

配役は、
エルザ:アンネッテ・ダッシュ
ローエングリンヨナス・カウフマン
オルトルート:エヴェリン・ヘルリツィウス
ドイツ国王ハインリヒ:ルネ・パーペ
テルラムント:トマス・トマソン

ミラノ・スカラ座合唱団(合唱)
ミラノ・スカラ座管弦楽団管弦楽
ダニエル・バレンボイム(指揮)
クラウス・グート(演出)
というもの。

エルザのアンネッテ・ダッシュ、歌がうまいだけでなく、顔がきれい、スタイルよし。理想のエルザだ。ローエングリンはカウフマンなので、出来はいうことなし。そして、オルトルート役のヘルリツィウスがまたうまい。これ以上の配役はなかなか望めないだろう。楽団と指揮はバレンボイムスカラ座なので、こちらも隙はない。

舞台は、1幕は何やら19世紀くらいの建物みたいなつくりだが、2幕と3幕は、葦が生えている沼みたいな、変なところでやっている。しかも舞台にはほんとうに水が張ってある。どういう意味だかよくわからないが…。

ハインリヒは、軍服みたいな衣装だが、ローエングリンは、百姓みたいなボロボロの格好。しかも無精髭。カウフマンだからどんな格好をしていても様になっているが、これもよくわからない。エルザは真っ白な衣装で、こっちは美しい。

だいたい40分あまりの部分が抜粋されていて、1幕ではエルザがローエングリンを呼び出すところ、2幕はオルトルートがエルザに疑惑を煽るところ、婚礼の合唱、3幕はエルザが禁断の質問をしてしまうところから最後まで。長々と全部見るのは疲れるので、このくらいの抜粋にしてくれると楽でいいわ。

ゲストは飯守泰次郎で、主要な動機の説明とか、いろいろしてくれてよかった。石田衣良は、オペラのテーマは「現代日本の草食女子」だとか、またまたよくわからないことを言っていたが、だいたい女子なんてエルザみたいなものなんじゃないの?

この番組で抜粋がかかるということは、BSのプレミアムシアターでやったはず…と思っていたら、これは2012年12月にやったやつだ。録画だけして見てなかったのですっかり忘れていた。これは見ないといけない舞台。