ガールズ&パンツァー 9話

ガールズ&パンツァー」9話、「絶体絶命です!」


最初は大洗女子廃校の経緯の説明から。学園艦の維持費がかかりすぎるので、実績のない学校から廃校にしていくという通知が生徒会にきた。そこで、戦車道で全国大会一位を取れば、学校を存続させてもらえることになったのだという話。これで部員たちは、降伏オプションを捨てて一致して試合を続けることにする。しかし、履帯がきれているものを繋ぐ作業とか、一体どうするのか?工場もないし、頼みの自動車部もいないのに、絶対むりだろうと思うが。

プラウダ高のカチューシャは、移動用のベッドでおやすみ。またノンナがロシア語で子守歌を歌ってる!監督、ロシア語好きだな。いままでの試合では相手校に歌など歌わせていなかったし。しかし、もし黒森峰との試合で、ドイツ軍歌やドイツ語の歌が出てくるかもしれないと思うと、これは非常にたのしみ。

戦車の修理シーンはちゃんと出てきた、M3は、車体の75ミリ砲がやられている。これはむりだが、履帯もガタガタ。どうやって直すのかは不明。敵情を探るために斥候を出しているが、斥候が歌っているのが「雪の進軍」だ!こういうところが、細かく配慮されているところが好き、八甲田山の話を出して「天はわれらを見放した」とか言ってるし。プラウダ高は温かい食事を取り、ダンスを踊っているので、こっちも志気向上のためにあんこう踊り。これもサービスで、なかなかよかった。

プラウダ高の作戦は包囲網に隙を作っておいて、そこにきたところを一挙に殲滅というもの。ていうか、入ったところに全車の砲口が向けられてるのだから、出てきた瞬間に順番に集中砲火でやられちゃうんじゃないの?まあ、このアニメは至近距離でいくら撃ってもほとんど当たらないという設定になっているのでしょうがないが。どうせなら、壁を砲でぶち破って壁から出るくらいの策は考えて欲しいところ。

挟み撃ちにされそうにされそうになったところを、38(t)が一両で突進して、T34ー76と85それぞれ一両ずつをかくざさせた。この場面もちゃんと駆動輪や、履帯、ターレットリングを狙っていて芸が細かい。走りながらどうやってそんなところにピンポイントで当てるのかは謎だが…まあ、猛訓練の成果でしょう。38(t)はここで撃たれて撃破。

大洗女子の作戦は、主力の4号と3号突撃砲だけ別行動でフラッグ車を狙わせ、残りはひたすら逃げ回るというもの。フラッグ車は護衛のKV2といっしょに後方にいるのだ。KV2は装填が遅いことを利用して、撃破。フラッグ車のT34ー76は3号突撃砲待ち伏せさせて、4号で追い回して撃破。この場面も各車がものすごいドリフトを掛けていて、走行シーンを非常にていねいにつくっている。逃げ回っている八九式も、周りに着弾する衝撃で車体が雪の中でぴょんぴょん跳ねるというサービスカット入り。最後はギリギリのタイミングでプラウダ高のフラッグ車を撃破して終了。

このアニメ、11話の制作が間に合わなかったようで、次回10話の次はまたもまとめ回の10.5話になるらしい。遅れても全話やってくれるのなら、全然問題はないし、このクオリティを維持するのは、たいへんな苦労があるはず。製作者はこのアニメは1期だけで終わらせるつもりはないと言っているらしいので、それも実現してくれるといいな。