柳生一族の陰謀(TV版) 38話

柳生一族の陰謀」(TV版)38話、「十兵衛を殺せ!」


柳生一族の陰謀も最終3話。この前の37話で、十兵衛が但馬守宗矩のことを汚いだのなんだのと文句をつけ、将軍家光をdisるお手紙を直接将軍に出したり、かなり険悪なことになってきたという前フリがあって、このおはなし。

茜は、実の両親の墓参りに島原にやってきた。ところが墓前に怪しい浪人者らしき集団が現れ、茜はさくっと拉致されてしまう。拉致された先にいたのは、天草四郎。これを演じているのは林寛子。つまり天草四郎は女でしたという設定。なんだかねぇ。浪人者は、禁教令で弾圧されていた有馬家の浪人で、幕府と領主の松倉家への報復に、茜を血祭りにあげろと息巻いている。茜って、そんなに有名人だったのか…。

茜が行方不明と聞いて、十兵衛は島原に急行。松倉藩に歓待されているように見えたが、キリシタンらしい浪人者にいきなり襲われる。しかも浪人者は松倉藩の城に逃げ込む。つまり松倉藩はキリシタンを装った侍を使って暴れさせ、キリシタン弾圧の口実を作ろうとしていたというもの。

十兵衛がなぜか長崎に向かうと、そこには柳生但馬守がいた。しかも松倉藩主まで揃っている。松倉藩の陰謀の背後にいたのは柳生家と幕府。十兵衛のもとには人質にされていた茜が連れてこられ、茜を連れてさっさと江戸に帰れという父の命令が。

十兵衛と茜は、蜂起しようとする天草四郎を止めようとするが、天草四郎はぜんぜん言うことを聞かない。柳生但馬守は松倉藩主に、十兵衛が邪魔をしたらどう始末してもかまわないと言い捨てて江戸に帰還。

十兵衛は裏柳生と茜に、天草四郎を天草まで送らせ、自分は松倉藩の追っ手の前に立ちふさがり、ダイナマイトらしいものまで仕掛けて一人で藩兵を全滅www

まあ拝一刀も、けっこう一人で一藩の兵を全滅させたりしていたから、別に珍しくはないけど、この回では藩主自身が数十人の兵を鉄砲つきで連れてきていて、集団の立ち回りあり、爆破シーンあり。千葉真一も、いろんなことがやりたかったんだなあと感慨深い。