坂道のアポロン 8話

坂道のアポロン」8話、「ジーズ・フーリッシュ・シングス」


文化祭のコンサートで一躍学校中の有名人になった薫と千太郎。しかし二人は騒がれるのが嫌で、いっしょに逃げてしまう。

薫と千太郎の関係は元通りになったので、薫は律子の店を訪ねていき、そこで律子の父から淳一が上京してから学生運動に関わって勘当されてしまったことを聞かされる。

百合香は道でいきなり淳一に会う。淳一は律子の父のつてで安アパートを借りていた。百合香は淳一のアパートに上がり込むが、いきなり淳一にのしかかられる。しかしまったく動じない百合香。「お嬢さんは出て行け」と言われて、百合香は自分で長い髪を切り落とし、自分の気持ちを示すのでした。

淳一の頭にフラッシュバックするのは、学生運動に関わって友に重症を負わせてしまった負い目。百合香は淳一の手から薬瓶を取り上げ、「あなたの支えになる」とはっきり言う。淳一は百合香を抱きしめる。

百合香は学校でもすっかり変わってしまって噂になってしまう。千太郎はその噂が気になって仕方がない。決意して淳一のアパートを訪れるのだが、部屋には百合香がいた。ショックで逃げ出してしまう千太郎。

律子は千太郎が好きなはずだったのだが、しだいに薫のことも気になってしまう。自分の心がわからなくなる律子。

薫は千太郎の演奏から、千太郎が動揺しているのを知り、千太郎から百合香にフラレてしまったことを聞かされる。一方薫は、律子が編み物をしているのを見て、それが千太郎へのプレゼントだと思い込む。こちらもショックが大きい。

千太郎は鈍いので、律子の気持ちに全然気がついていなかったが、薫の言葉を思い出してやっとそのことに思い当たる。



毎回展開があって、目が離せない。やはり百合香と淳一はデキてしまったか…。まあ大学生と高校生だから当然ですが。一方、薫、千太郎、律子は、完全にお子様。まあこれも昔の高校生っぽくていいか。1960年代という設定はこういうところでもちゃんと効いている。原作者はさすがだなあ。あと4話あるが、どうやって決着がつくのか、楽しみでしかたがない。