ラジオ深夜便 ミッドナイトトーク 檀ふみ 「私の新人時代」

ラジオ深夜便」 「ミッドナイトトーク」、檀ふみ「私の新人時代」、2012.4.30

NHKのサイトで6月11日、つまり明日までストリーミングで流れているこの録音、まだ時間があるからいいやと思っていたら、あっという間に期限の前日になってしまった。

といっても、檀ふみの自分トークはそうそうめったに聞けないので、とにかく聞かなければいけない。そして、やっぱり聞いてよかった。

高校生の時に、周りにハメられたような格好で女優になり、デビュー作は「昭和残侠伝・破れ傘」。当時藤純子が引退したばかりで、後釜を探していたところにひっかかったとのこと。

高校は進学校東京教育大学付属高校)なので、受験勉強はしていたが、女優業と受験の両立はむずかしく、浪人。さらに連想ゲームのレギュラーに入ってしまった。番組収録は楽しかったが、女優本業になるつもりもなく、かと言って大学生活も(「連想ゲーム」ですでに有名人になってしまっていたこともあり)あまり楽しくはないままで、6年がかりで経済学部を卒業。経済学部にしたのも、「文系で数学があるところがあまりなかったから」だと言っていた。檀ふみでもそんなものなのね。

「連想ゲーム」はリアルタイムで見ていたが、檀ふみは20年以上続いた番組で、15年出ていたという。しかし番組当初からのレギュラーではなかったとのこと。でも記憶にある範囲で弾ふみはほとんど出演していたような気がする。檀ふみは紅組(女性チーム)の中でも、いつも目から鼻に抜けるように頭がよかったなあ。

あまり自覚のない状態で始めた女優業だが、「待つことが気にならない」「同じことを何度もすることが気にならない」ので、だんだん自分に向いていると思い始めたとのこと。自分で一番気に入っている作品は、ドラマ「日本の面影」だということだが、女優としての本当の新人修行は、30代半ばでオーストラリアで全編英語の舞台に出たことだそうな。それまで舞台経験がないのに、よくそんなものに出るものだと思うが、当時舞台上でセリフが出てこなくなる悪夢をよく見ていて、これは越えなければならない壁だと思ったとのこと。

慣れない英語のセリフに加えて、完全に新人として扱われているうちに悲しくなってわんわん泣いているうちに、ひとつ経験を積むことができたという。

この番組は奇数月の第1週に放送されるそうなので、次は7月1日月曜日に出演することになるのだろうか。たのしみ。ついでにNHKBS時代劇の7月から始まるシリーズ「薄桜記」にも出ると言っていた。こちらもとてもたのしみ。