ボン・ベートーベン音楽祭2009 パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団演奏会

ベートーヴェン   「交響曲第6番 田園」


          「交響曲第7番」



  パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団、ボン・ベートーベン音楽祭2009、ボン・ベートーヴェンホール
    (2012.5.27)


BSプレミアムシアターの後半のプログラムがこれ。この番組は、4月から土曜深夜の放送から日曜深夜に変えられてしまって見にくくなった。やっぱりクラシック系の長時間番組をゆっくり見ようという人は少ないのかなあ。

前半は、パリ・オペラ座バスティーユ公演で、ドビュッシーペレアスとメリザンド」。これも見たかったが、全部見ているヒマがない。しかたないので、後半の管弦楽演奏会の部分だけ聴いた。

それにしてもこの演奏会はやはりすばらしいわ。パーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィルの組み合わせにはほんとうにハズレがない。どっちもよかったが、特に良かったのは「田園」。早めのテンポで、メリハリのきいた演奏。それでいて、「田園」らしいのびのびとした雰囲気が、特に第5楽章で爆発しているような演奏。古い指揮者の演奏にはない、パーヴォ・ヤルヴィならではの作りこまれたすばらしい演奏。

そして「ベト7」も、これに劣らずすばらしい。特に第4楽章。音がひとつひとつ明快で、それでいて全体のリズムと盛り上がりがすごい。欠点が見つからないわ。演奏が終わった後の客の歓声が地鳴りのように響いていた。これはいい演奏を聞かせていただきました。