柳生一族の陰謀(TV版) 5話

柳生一族の陰謀」5話 「人質救出指令」

松平伊豆の大名取り潰し政策で、切腹させられる大名の検分と城受け取りに出向いたのが、柳生但馬。ところが、城を開け渡した藩士たちは、品川宿に立てこもって人質を取り、幕府に主家再興を要求する。人質は容赦なく殺されて、江戸町人が騒ぎ出すが、浪人たちの目的は、天下を騒がせて幕府を揺るがせること。

松平伊豆は、最初は「様子を見よう」とか言ってたくせに、途中から柳生但馬に、「城受け取りに行ったおまえの責任なので、手段はどうでもいいから解決しろ。人質は死んでもかまわない」というハチャメチャさ。まあ、このドラマでは松平伊豆は、主人公の仲間ではないのでしかたない。

十兵衛は浪人の頭目、弾正=青木義朗と単身交渉するが、幕府の動揺が目的の弾正はぜんぜん応じない。十兵衛は表で暴れて浪人たちの注意を引きながら、柳生兄妹を忍び込ませて人質を逃がす作戦に出る。茜が危なくなったところで、十兵衛が飛び込んできて、青木義朗は斬られてしまいました…。

最後は茜が、松平伊豆にあんまりおもしろくない説教をたれておしまい。ていうか、無役の柳生但馬の娘が老中を説教って、アリなのか?だいたい説教はいらないし。

この回、サブレギュラーは高橋悦史だけだが、ゲストは青木義朗のほか、松平伊豆の同僚老中で遠藤太津朗、青木義朗に人質解放を訴えて斬られてしまう浪人役で小林稔侍と、なかなか豪華。志穂美悦子の忍び装束は萌え萌えにかっこいい。映画版に比べて、TV版は確実に殺陣重視になっているのわかる。