トリプルファイター 12話

トリプルファイター」12話、「スリラー館の対決!」

スリラー館て…。まあいいけど。

「SAT本部の情報を受けて、SATは24時間緊急配備についた」とかナレーションで言ってるが、3人しかいないのに、どうやって24時間勤務するのか?3人同時出動なんてムリじゃん。

「消える改造デーモンカー」が出現した、という話なのだが、タイヤの轍まで消えているという珍妙なもの。轍は透明になってもできるだろ。このデーモンカーは、屋根とボンネット部分が銀色に塗られている、ちょっと変わったカラーリング。おおかた銀紙でも張っているのだろう。銀色の部分がヨレヨレ。

ちなみに怪人も透明になるらしい。ゴーストンだって。造型は…あいかわらずショボイ。

三兄妹は郊外の廃屋に入っていくのだが、真昼間で、外には日がさしているのでぜんぜん怖そうじゃない。こういう細かいところに気を使わないのがこのドラマ。そしてユリはいつの間にか、どこかの家の中。ここが「スリラー館」らしい。デーモン印を胸につけた女(笛真弓の二役)が現れて怪人に変身したりしていて、ちょっとだけ工夫している。ユリは脅かされて気絶。

スリラー館というのは、どうも廃屋から秘密の入口でつながっているらしいのだが、なんだか不明。ユリはあっさり哲夫に助けられる。その間にレッドは一人だけ変身してゴーストンと戦っているのだが、変な光線技をかまされて「この光線を長く浴びていると気が狂ってしまうのだ」というナレーションが。そんな便利な技があるなら、最初から使えよ。

ユリを連れ戻してからも気絶状態から復活しないので、なかなかトリプルになれない。と思ったら、1分くらいで起きてきてトリプルになった。1話前にこの設定を出していれば、もうちょっとおもしろくなったのに。あいかわらず手抜きなドラマだ。だいたい、ゴーストンはトリプルにやられちゃったが、デーモンカーは説明なしにどこかに消えちゃった。どういうこと?