トリプルファイター 11話

トリプルファイター」11話、「恐怖の細菌爆弾」

トリプルファイターはうっかりして13話を録画しそこねた(涙。まあ連続ものじゃないからいいけど。

宇宙科学研究所から細菌ゼロンが盗まれた。しかしデビラーどもはどこにでも目立ちまくりの黒いスバル360で乗り付けていて、偽装ということを知らないのか。それにしても人類が全滅するような細菌とか、そんな危ないものをろくに警備もつけてないようなところに置くなよ…。

その細菌が入った黒いスーツケースというのをデビラーと勇二が奪い合っているのだが、デビラーが逃げる途中で神父さんにぶつかって、スーツケースを取り違えてしまう。デビラーはすぐに神父さんからカバンを奪い返し、またもSATカー、SATバギーとおいかけっこ。せっかく「スーツケースの奪い合い」というネタを思いついたのだから、もうちょっと追いかけっこを工夫すればいいのに。

さらに逃げている途中でまたカバンを神父さんと取り違えている。2度同じ事をするとはどういうこと?敵怪人は「クモデラン」。いつもの黒いスーツにクモみたいな頭をつけただけという安いもの。蜘蛛の糸らしきものをなげつけているが、これも一見してビニールテープを裂いたとわかる代物。クモデランは、間違えたカバンをデーモン様のところに持ち帰って怒られている。

この話、神父さん(芝居の中では「牧師さん」と呼ばれているが、格好は「神父さん」)のいかにも外人っぽい日本語と棒読みセリフがいい味を出している(「おお神よ」「ワタシのカバン」くらいしか言わない)。細菌入りのスーツケースを開けて見せないので、どれが本物なのかわからないところもミソ。そもそもカバンは2つだったはずが、途中でカバンがどんどん増えているんですが、最初にあった本物と神父さんがもっていた2個目以外はどこから出てきたの?

グリーン、レッド、オレンジに変身した三兄妹は、スーツケースを抱えて片手が使えない怪人をなぶりまくり。これって反則だろ。最後にカバンを開けてみると、中にシャーレが入っているのだが、ぜんぜん細菌には見えないなあ。