ブラタモリ 町の樹木・植物

ブラタモリ 町の樹木・植物」

まず、墨田区向島の小学校の校庭にあるクスノキを見に行くタモリと久保田アナ。樹齢400年、空襲にも生き残ったという銘木。たしかに立派な木。そこから東向島あたりの鉢植えを見て歩く。案内人は江戸園芸研究家の小笠原なんとかという名前の長い人。鉢植えは、庭のない庶民が楽しめる植物だったとのこと。鉢植えを路上に並べまくっている家の人が出てきて、いろいろと解説。

次に小笠原氏の江戸時代の園芸書コレクションの公開。園芸書は3500種類くらい見つかるとのこと。

それからいきなり世田谷区にとんで、街路樹の探索。ここからの案内人は都立園芸高校の先生。イチョウは剪定してもすぐに生えてくるから街路樹としてよく植えられていて、臭いの苦情などもあって最近ではオスの木がよく植えられているとのこと。桜並木は枝が垂れるので、それが川沿いに垂れるとよく映えるそうだ。またハナミズキは成長が遅くて手間がかからないので、最近よく植えられるようになったらしい。

一行は世田谷区の深沢神社へ。いまはもうなくなってしまったご神木の話。ご神木には何度も落雷していて避雷針がわりになっていたとのこと。枯れてしまってからは本殿の材木になりました。それから都立園芸高校へ。園芸高校というだけあって非常に広い。明治41年創立だというのでけっこうな歴史。敷地は10万平米。りっぱなイチョウ並木や、日本にアメリカから初めて持ち込まれたハナミズキがある。盆栽場というものがあり、家光公伝来の樹齢500年という盆栽が。幹がねじってあり、非常に高い技術がいるそうだ。同時代の盆栽はこの園芸高校に2つと、あとは皇居にあるばかり。

江戸時代の屏風絵をみると、江戸城にもお花畑が見えている。花やしきや百花園もそのころからのもの。また場所がいきなり向島に戻って、百花園を探訪。江戸時代にもチューリップバブルみたいなものがあり、カラタチバナに百両の値がついたりしていたとのこと。百花園の中にある茶室のような建物で一行は談笑。向こうにはスカイツリーが見えている。

そんなに驚くようなものは出なかったが、植物のおかげで少しなごめた回だった。