ブラタモリ 国分寺 鉄道総研

ブラタモリ」、「国分寺後編 鉄道総研

ブラタモリの今週の回。先週の「国分寺前編」は、見なかった。都内中心部はともかく、国分寺まで食指が伸びないわ。

しかしこの回は同じ国分寺でも「鉄道総研」。これは見逃せない。完全にタモリが番組を活用して自分の趣味に役立てる番組と化してるなあ…。まあこっちにはそれで都合がいいから問題ないけど。

案内人は鉄道土木でこれまでにも出ていた小野田さん。この人は鉄道総研の職員。そして、奥村さん。この人は鉄道総研総務部長。

最初に出てくるのは、国鉄時代のリニアモーターカー試験車両。さすがに古い。野ざらしだし。そして超電導リニアモーターカー試験機。こっちは新しい。運転台はなし。全部コンピュータ制御で動かすのでいらないとのこと。名古屋までの開通予定は2027年だから、そのくらいは余裕で生きていると思うが、2045年の大阪開業は生きているかどうかあぶないところ。

鉄道総研では、職員の4割が博士号持ちだとのこと。まあ研究所だから。次の出し物は架線からの電気とバッテリーの両方で走れるハイブリッド路面電車。これは実車に乗って実際に線路を走っているが、いったいどこの路線?これは行ってみなければわからないみたい。

そして、旧車両試験台。実際に東海道新幹線開通前に車台の試験をやったという年代物の施設。いまは倉庫にされているそうな。画面には0系新幹線が走っているCGが映る。余計なところにお金をつかってるなあ。この試験台には新幹線とふつうの軌間の車両の両方を通すために四本レールになっている。車両の中心を合わせるために四本にしているそうな。タモリは、ポイントの切り替えを実際にさせてもらって得意顔。

その次は犬釘やら、レールの締結装置のいろいろ。疲労試験機なんかも見せている。

次は余部鉄橋のフィルムが出てきた。この鉄橋の一部もここに保存されている。タモリは、架替作業で取り壊される前に無理にスケジュールをつくって見に行ったと言っている。鉄道総研では耐久試験の材料として一部をもらってきたということだそうだ。

次は実験棟。こちらは現役使用中の建物。何か開発技術を公開?と思ったら、そういうことはなく、降雨試験施設の体験。毎時200ミリの豪雨を降らせてくれるというもの。そして盛土試験場。これも耐久度試験のための施設。

そして古い車両がずらっと並んだ車庫、高速車両試験台が登場。都合の悪そうなものにはカバーがかけられていて見えない。当然とはいえ、ざんねんだ。

次は実験棟E。こちらは人間工学系の試験棟。乗り心地をいろいろチェックするためのシミュレータがある。

最後に出てきたのは、駅を再現した駅のシミュレータ。コンコース流動実験だとか、避難誘導実験だとかをやっている映像が映っている。駅の床材の試験もここ。点字タイルもあった。

まあ、秘密公開というものではないが、おそらくめったに入る機会はない施設なので(それでも技術フォーラムの時には入れるらしいが)、番組にする価値はあった。今度航空写真で見てみなければ。出演者の服装を見ると、撮影は夏。来週は「東京タワー・芝」の再放送で、新作はお休み。