痛快!ビッグダディ13

「痛快!ビッグダディ13」、テレビ朝日系、2012.1.4

この番組、初めて見たが、こんな番組がウケてるということにおどろいた。13となっているが、スペシャル版などがあるため、これまで21回放送。2006年からやってるらしい。しかも18時30分から23時30分まで5時間まるまる放送しているのだ。おそろしい。もちろん全部見るわけはなく、1時間弱しか見ていない。だいたい地上波の民放局を見ること自体がほとんどないのだ。

この番組、ただの大家族ものかと思ったらそうではなく、家族の父親(ビッグダディ)が明らかにおかしい人。もともと妻と4男4女の家族で生活していたが(ここまでなら普通)、妻が離婚してひとりで出て行ってしまった。その後奄美に移住したが、元妻が子供を3人連れて帰ってきて(もちろん離婚後の子供)、結局元妻と復縁。そしてまた新しい子供をつくるが、財政的に苦しく、豊田市に稼ぎに行っていたところ、復縁した妻と再離婚。そして豊田市で新しい妻(これが5人の子持ち)を見つけてまた結婚。その後家族で豊田市に移った後、小豆島にまた引越しというもの。やっていることはハチャメチャだし、だいたい、「避妊」ということを知らないのか?まるで昆虫だ。結婚相手の元妻や今の妻も相当変。だいたい、26歳で5人の子持ちとかおかしくないか?

番組を見ていても、子供はともかく、親ははっきり言えば「底辺層」。それでこの番組が長く続いている理由がわかった。要するにネタにされているのだ。まあボコボコ子供をつくる人にはよくある話で驚くようなことではないが、自分の家族のプライバシーが全国放送で丸見えになっている子供らは、いったいどう思っているのだろう。なんか微妙。なんか複雑。単なる一視聴者としては、長い時間をかけて番組を見なくても手軽にまとめサイトを見ればいいというものなので、別にいいんですが。テレビ局はおいしい餌は骨までしゃぶりつくすところが、またおそろしい。どっちもどっちという気もするが。