第55回 NHKニューイヤーオペラコンサート

「第55回 NHKニューイヤーオペラコンサート」、藤村実穂子、妻屋秀和ほか、下野竜也指揮、東京フィルハーモニー交響楽団ほか、NHK、2012.1.3

テレビでNHKの7時のニュースが終わる頃に、これを放送していることにやっと気がついた。まぬけすぎる。幸田浩子の歌は終わってた。とほほ。

NHKはあいかわらずぜいたくで、プッチーニ「ボエーム」は、ロドルフォの下宿のセットと2幕の飲み屋のセットを別々につくって、さっと場面転換していた。あれが使い捨てとはもったいない。しかしロドルフォの歌のあとで入るはずのミミの歌が飛ばされてた。ミミ役はかわいそう。

ドビュッシー生誕150年とかで、「牧神の午後」のバレエもやっていた。ダンサーは、後藤晴雄と上野水香。しかし牧神のコスはちょっとキモい。

ラスト2曲は、妻屋秀和がマイスタージンガーから「親方たちをさげすんではならぬ」と、藤村実穂子が「サムソンとデリラ」から2幕のデリラのアリア。考えてみたらメゾソプラノ主役のオペラはあまりないからこれが来たわけね。藤村先生はガンガンと声を出していた。

これはライブを放送するのだが、NHKホールでS席でも8500円くらいだから、チケットが当たれば行きたいな。とはいっても4日には職場に出なければいけないことを考えると無理か。まあ4日だけさぼればだいじょうぶなのだから、来年申し込んでみようかしらん。せっかくNHKプロデュースでやってくれるのだから行かない手はない。