バビル2世 24話

「バビル2世」24話、「永遠の都凍れるゾロウ」

なぜか掘削機で地下を掘っている男。その掘った先には、ポンペイの都、じゃなかった凍り付いた地下都市が。何もかも凍っているが、街灯は原子力でついたまま。誰もいないのに動力炉が動いたままって、まずくないか?男は都市の中を探索しているが、いきなり発せられた光で苦しみ出す。

一方、バビルの塔にいきなりホバークラフトがやってくる。これに乗っていたのがさっきの男。コンピュータもホバークラフトの接近を探知できなかったのだ。この男、ゴルダと名乗るが、タイムスケールを変える特殊能力をもっていて、バビルの塔の攻撃を受け付けない。バビルの塔の場所はヨミにばれてはいけなかったはずでは?

コンピュータはムー大陸の話をはじめ(おいおい)、しかしそれよりはるか以前、20万年前にゾロウの文明があり、そこから特殊能力を得るためにヨミがゴルダを送り込んだのでした。

バビル2世は自分からゾロウの都にもぐりこむ(どうやって見つけたのか?)。そこでタイムスケール可変装置のひみつを知るのでした。しかしヨミの興味はその装置よりも、ゾロウ文明がなぜ滅びたのかというところにあった。さすがはヨミ様、目の付け所がちがう。

ゴルダが客船に乗っているが、いきなりエンジンが壊れて、乗員乗客はみな逃げてしまう。しかし客船にひとり残るゴルダ。そこからバビル2世を呼び出して、船の上で対決しようと誘う。バビルは客船に向かうが、瞬時にどこにでも動けるゴルダはバビルを翻弄。やられかかった時にポセイドンが船をひっくり返し、ロプロスが現れてゴルダのホバークラフトと戦う。

バビル2世が危なくなったとき、いきなりゴルダのホバークラフトが凍り付く。ここでヨミ様の解説が。タイムスケールをいじっていると、限界地点で分子の動きがとまってしまい、絶対零度になってしまうそうだ。なんだかよくわからないが、バビル2世が自然のバランスと文明について説教しておわり。

バビルがピンチになったときにいきなり逆転する構成がうまいし、ヨミ様の読みもさすが。この回も辻真先脚本。