バビル2世 23話

「バビル2世」23話、「死霊からの招待」

コンピュータの報告を聞いていたバビル2世はなぜかいきなり意識がもうろうとなる。見知らぬ男のテレパシーが来ていたのだ。ところがテレパシーはヨミにも届いていた。バビル2世は、アイスランドの沖からテレパシーが来ていることを知って急行する。まるっきり雪の中で、住民はエスキモーみたいな格好をしているが、これってグリーンランドと間違えてないか?

バビル2世は小屋を見つけたが、小屋に置いてあった雪上車にはエンジンがなく、そもそも小屋には入り口がない。小屋の主、ドクトル・ザルツは、テレキネシスで雪上車を動かし、テレポートで動いているらしい。でも、それじゃ雪上車はいらないんじゃないかと・・・。

小屋からは声が聞こえてくるが、ドクトル・ザルツは死んでいた。死んだ後にドクトル・ザルツのテレパシーが精神増幅器をとおして伝わってきたのだ。そこへ住民たちが銃を持って襲ってくる。バビル2世はドクトル・ザルツの持っていたスーツケースを開けてみると、その内容はよくわからない機械。しかしヨミはスーツケースがバビル2世を倒すカギになることをさとっていて、部下にスーツケースを奪うことを厳命。

襲ってきた住民をなんとかなだめて、バビル2世が小屋に帰るとスーツケースがない。ヨミのサイボーグ、ガゼルがスーツケースを奪っていたのだ。ガゼルはテレキネシスと分子破壊銃を使ってバビル2世を攻撃。バビル2世のテレキネシスもガゼルには通じない。分子破壊銃でやられそうになる瞬間、スーツケースがドクトル・ザルツの死体に触れ、ガゼルは感電して昏倒。

スーツケースは精神エネルギーを2倍にも3倍にもする機械だった。ドクトル・ザルツはこれをバビルに渡すために呼んだのだ。ドクトル・ザルツの最後の力で火山が爆発。飛んで来た火山弾でガゼルは燃えてしまい、増幅器も破壊されてしまう。バビル2世はロプロスとポセイドンを呼び、壊滅しかかった村を救うのでした。

ドクトル・ザルツの正体がよくわからないところと、敵のガゼルの強力さで、なかなかおもしろい話に。この回は辻真先脚本。ハズレがないのはさすが。