バビル2世 18話

「バビル2世」18話、「口笛を吹く悪魔たち」

しばらくハードディスクにたまりっぱなしのバビル2世。でもこれはなるべく見たいので、まだDVDに落としてない。

この18話は、東京タワーから抗議が来たという理由で地上波ではお蔵になっているというもの。といっても東映チャンネルの放送では普通に流れている。

テレビを見た人がいきなり青い顔になって狂いだし、周囲の人を殺す事件が頻出。どうも原因はテレビの音声らしいということになり、東京タワーを調べるバビル2世。夜中にタワーの建物に入っていくと、なぜか扉が開いている。案の定、東京タワーはヨミの部下に占拠されていて、バビル2世は待ち伏せされている。

しかもヨミの手下が口笛を吹いてその音声がスピーカーで館内に流れると、ロデムがいきなりバビル2世を襲ってくる。ロデムは巨大な龍に変わってバビルにおそいかかるが・・・。バビル2世はテレキネシスでスピーカーを壊して、やっとロデムは正気に戻る。

東京タワーを占拠しているヨミの改造人間は再戦をヨミに嘆願するが、ヨミはまたバビル2世が来たら、自爆装置で東京タワーごと吹き飛ばしてしまう予定。テレビからはまたまた「キチガイ音波」(劇中でそう言っている)が流れてきて、それを聞くと、みんなゾンビみたいに手当たり次第人を襲う。古見先生(由美子のパパ)も電波のえじきに。

また東京タワーに現れたバビル2世は、口笛のキチガイ音波で攻撃されるが、そこにバビルカーが飛んで来て改造人間の攻撃は挫折。バビル2世はテレキネシスで蝋人形を操って、改造人間たちを一掃。ヨミは怒って改造人間を自爆させるが、すでに遅し。

バビル2世は、ロデムから古見先生を助け出したことを聞いて、由美子に再会したいと思うのだが、自分がすでに浩一ではないことを思い出して自重するのでした。

東京タワーの職員がヨミの改造人間という設定がまずいのか、「キチガイ音波」の台詞がまずいのか、よくわからないが、さして問題になるような話でもない。この前の17話「まっくらやみの挑戦」のほうが、東京大停電というお話で、時節柄もっとまずいような気もするが・・・。

テレビの音声で人間が殺人鬼に、というアイディアはけっこうよい。しかし、この回に出てくるヨミの改造人間はいまいち歯ごたえがなく、バビル2世にあっさりやられてしまうところはざんねん。