桜 稲垣早希 ネタイヴェント新劇場版:弐

「桜 稲垣早希 ネタイヴェント新劇場版:弐」 YOU ARE (NOT) THE BEASTよしもと紙屋町劇場、2011.6.13

さきちゃんの単独ライブに行ってきた。ここ広島のほか、大阪、名古屋、東京で1公演ずつ。ロケみつは名古屋では放送してないはずだけど、よくやるなあ。お客はざっと見る限り、30代男性、さきちゃんファン、みたいな人が多いような気はしたが、けっこう年配のおじさん、おばさんも来ていて、去年の公演よりも客層は広がったような気がする。テレビ放送が浸透しているということかもしれない。

ステージのネタとビデオを交互に流す形式は去年の公演と基本的には同じ。ネタの内容を簡単にチケットの裏にメモしていたのだが、そのチケットを落としてなくしてしまった。とほほ。エヴァネタ、ロケみつネタが中心だが、ゲームネタ、ラブプラスネタ(さきちゃんがラブプラス+の主人公になって、しかもゾンビの女の子というもの)、ちょっと社会派よりのネタ(ネットワークビジネスを皮肉ったもの)などなど、いろんな方向でネタをつくっていた。

エヴァ芸人という位置どりは基本的には変えないが、それ以外にも芸の幅をひろげていきたいというさきちゃんの方向性を感じた(最後のトークで本人も「エヴァロケみつだけでなく、いろんなわたしを見て欲しいです」と言っていた)。

ゲストは月亭八光。四公演すべてゲストは違うのだが、八光は、日頃ロケみつではスタジオトーク担当なので、さきちゃんとあまり接点はないらしい。エヴァンゲリオンのこともぜんぜん知らないので、さきちゃんがエヴァネタを振って、八光に答えさせるというトーク。もちろん八光は知らないので、トンチンカンな答えしか返せないのだが、ここが一番笑えたかもしれない。

爆笑というよりは、さきちゃんの出すネタがわかったところで、ちょっとクスッと笑うという感じだったのだが、テレビの画面じゃなくて、生のさきちゃんが生きて動いているのが目の前で見られただけでも楽しかった。来年までロケみつの放送をやっているのかどうかわからないが、またステージに立ってネタをやってくれるといいな。