らいじんぐ産 カラオケ

「らいじんぐ産」 「カラオケ すべての人に歌う楽しさを」、NHK、2011.5.26

録画していたものをようやく見られた。この回はゲストが都築響一

カラオケの歴史が、流しの時代から8トラ、レーザーディスク、通信と順番にたどられる。LDが出てきて映像が出る前のカラオケは、歌を合わせるタイミングがわかっていないとちゃんと歌えないのでたいへんだったらしい。それが歌詞が画面に出てきて、曲の進行にあわせて字幕の色が変わるようになったことが革命的だったという話。

また、LDの機械がやたら大きくて場所ふさぎだったというのは、実物を見せられてなんとなく思い出した。昔はLDチェンジャーで曲を取り出していたので、機械がウィーンと動いて曲が始まるまでのあいだ、けっこう時間がかかっていたなあ。

また初期の通信カラオケの時期には、電話回線を使っていたので大きな容量のデータを送ることができず、1曲100KBまでデータの容量を落とさなければならなかったので、それを職人みたいな人が、シーケンサーを使って手作業でやっていたという話がおもしろかった。一日1曲のペースでやっていたが、やってもやっても終わらなかったらしい。

最初のカラオケの機械が、町工場のおじさんが思いついたものだったという話とか、いろいろネタが詰め込まれていておもしろかった。ナビゲーターの佐藤可士和があまりカラオケが好きでないというので、都築響一が「カラオケは歌わなきゃダメですよ」と説教していたところも笑った。都築響一はあれだけスナックに通っているのだから、カラオケはイヤになるほど歌っているだろう。

最近カラオケにはあまり行ってないのだが、車の中でむかしのアニソンをかけまくっているので、歌いたい気持ちだけはとてももりあがっているのだ。また行かなくちゃ。