ブラタモリ 渋谷

ブラタモリ 渋谷」、NHK、2011.3.31

ブラタモリ第2シーズンの最終回が渋谷。画面に青い額縁がかかっていて、「放射線測定値」情報が出ている。そういう時期だったのね。ロケは渋谷駅前のスターバックスからはじまっている。タモリスターバックスに入るのははじめてらしい。まあ有名人は行かないか。

渋谷川の跡をたどって、昔の地形を確かめようという企画なので、南口の渋谷川にかかっている橋から歩き出す。久保田祐佳渋谷川を知らないようだが、南口に来たことないのか?

案内人は渋谷区の郷土博物館の人、田原さん。東急東横店のパンフを出してくる。東館だけ地下1階がないという話から、ここを渋谷川が暗渠として流れていることがわかる。宮下公園に続く工事事務所のあるところがもとの渋谷川。昭和になると暗渠にされてしまった。江戸時代の地図を見ると、渋谷駅付近はいくつかの旗本屋敷のほかは田んぼになっている。

渋谷のキャットストリートももとは渋谷川。ここは昔隠田村と呼ばれていた。さらにその向こうに行くと渋谷区の区界の端に渋谷川の源流がちゃんと露出している。渋谷川はもともと天現寺の池から流れていたので、一行はわざわざ天現寺まで出かけている。梅の花が咲いているのでロケは2月くらいだったのか。

一行は渋谷駅まで戻り、青山通りに続く宮益坂の下から「富士見坂」(渋谷郵便局の通り)を青山方向へ。名前の通り、昔はここから富士山が見えていた。次に金王八幡宮へ。ここは中世には城だったところで、神社の中には昔の城塞の模型がある。金王神社はいったことなかったわ。

また駅に戻り、銀座線が通っているところへ。渋谷は谷底になるのでここだけ銀座線が地上に出てきている。ここで案内人が変わり、鉄道総合研究所の小野田さんになる。駅の西側、道玄坂のホテル街に行く途中に行くと、ここには銀座線の乗務員の待機所がある。ちゃんと地上にあって表示板も出ているが、言われなければまったくわからないところ。

広い部屋にはけっこうたくさんの制服を着た乗務員がいて、出勤点呼の様子も映っている。ここからさらに移動してドアを開けると、そこは渋谷線の車庫。地上3階にある。乗務員の引き継ぎの様子を映してから一行はいきなり地下鉄に乗車。電車はそのまま渋谷駅へ。渋谷駅から乗ってきた乗客がめずらしそうにタモリを見ている。

電車が表参道の駅に着いたところで下車。ブラタモ写真館では、渋谷駅前のバスターミナルにある公衆便所を紹介。

それから一行は、東横線地下化工事の現場へ。これはめずらしい。代官山へ向かう線路のトンネルはすでにほとんどできている。そして副都心線とつながる、将来の東横線渋谷駅の現場へ。こんなところに駅が出来るのか。

次にもとの東急文化会館跡に建設中の巨大ビル、「渋谷ヒカリエ」の工事現場へ。工事用の仮設エレベータで4階に。この4階の場所が、渋谷の谷をはさんだ台地の高さになるとのこと。高いわ・・・。そしてそのまま最上階の建設現場へ。人が豆粒のように小さい。

最後に飲んべえ横丁に移動。けっこうこぎれいな飲み屋で鴨汁をすすっている。第2シーズンもかなりたのしめた。第3シーズンはあるのだろうか。東京は広いからまたやってくれるといいな。