真夏の薔薇 41-42話

「真夏の薔薇」、41-42話

前回の終わりに、秘密のことで姿晴香を問い詰める安永亜衣。しかし姿晴香は「秘密なんてないわよー」と白々しく否定。安永亜衣もあまりしつこくしてない。安永亜衣が、鳳八千代の病室を子どもを連れて訪れると、そこに入ってくるのが入江達也。入江達也は子どもが可愛いようだが、「もうおれは別の道に歩み出してしまったんだ。離婚届、出しといてくれ」と言って去っていく。鳳八千代はしきりになにか言おうとしているのだが、言葉は出ないまま。紙に何かを書こうとしても何を書いているのかわからない。


姿晴香は、池田政典に縁談を持ってくる。池田政典はぜんぜん関心がないようす。それでいて、また福家美峰といっしょに食事しているのだ。福家美峰は一度「好き!」と言って抱きついているのに、その後何もなかったように一緒に食事しているのも変だなあ。

福家美峰は安永亜衣の家に入り込んで、子どもの面倒まで見ている。安永亜衣は、池田政典との関係をプッシュしようとしているのだが、福家美峰は「望みはないわ」と、池田政典の気持ちがわかっているようす。しかし、その後安永亜衣と池田政典の会話を立ち聞きして、池田政典にまったく気がないことを再確認してしまい、けっこうショックなようす。

入江達也は、自分の部屋で、安永亜衣と池田政典がむかし付き合っていた頃の写真をとりだして、恨みをこめて引き裂いている。よほどたまっているようす。そこにやってきた福家美峰に、もう少しで二人が兄妹だとばらしそうになる(福家美峰はまだこの事実を知らない)が、それは言わないまま。

病院では鳳八千代が危篤になる。ベッドの脇には「うそ」と書かれた紙が一枚。結局意識不明のままで死んでしまう。

鳳八千代の通夜に入江達也が出るように強く言う福家美峰だが、入江達也は耳は貸さない。安永亜衣には、最後に残した「うそ」というメッセージの意味が気になってしかたがない。安永亜衣が、外に出てみると、そこにはなぜか入江達也の姿が。葬式には出たくなかったが、お線香はあげたいそうだ。安永亜衣はまだ離婚届を出していないようす。

姿晴香は、池田政典にしつこく縁談を紹介しようとしてウザがられている。姿晴香は、福家美峰の情報までつかんでいるが、池田政典はその話にものってこない。

安永亜衣は、福家美峰の誕生会をみんなでやろうと言い出すので、福家美峰は大喜びで池田政典を呼んでくれとウキウキしている。

池田政典は、「もんしろ蝶」に入江達也を訪ねていき、離婚届のことをはっきりさせるように迫るが、結局もめただけ。泉本のり子に、まだ安永亜衣への気持ちを断ち切れていないことを言い当てられてばつが悪いようす。

福家美峰のお誕生会。池田政典はプレゼント(事前に安永亜衣と相談済み)の服をわたして喜ばれているが、福家美峰は池田政典がどうやって服のサイズを知ったのか、不思議に思わないのだろうか。安永亜衣が子どもにミルクをやって戻ってきたら、いきなり場が険悪な雰囲気になっている。福家美峰が、姿晴香に「あたしは稲彦さんにふさわしくないんですか!」と血相変えて問い詰めている。姿晴香はそっぽを向いている。なにがあったの?