さくら心中 57話

さくら心中」、57話

前回、桜子と堂一のキスシーンを目撃し、がびーんと来たさくら。陸雄からも「つまり、こういうことや」とだめ押しされている。あはれ・・・。

桜子は自室に戻ると、部屋はめちゃめちゃ。比呂人、桜子、さくらの家族写真が入った写真立ても割られている。

さくらは、健、陸雄と三人で秀ふじの店に流れている。秀ふじは「これも伝統や」などとわけのわからないことを言っている。勝も沈んだ雰囲気。まあねー。

家に帰ってきたさくらは、桜子から「今夜のことは忘れましょう」と言われてキレている。しかし桜子も堂一を娘にゆずる気持ちなんてあるのかなあ。さくらは比呂人から桜子に贈られた桜の押し花の入ったノートを持ち出して、「このあばずれ女!」と桜子を罵倒。桜子も負けずにさくらを平手打ち。

一方、勝は堂一の部屋をたずねていき、「桜子はやめて、さくらにしとけ」と言っている。ところが堂一からは、「桜子さんが好きなんです。話を取り持ってください」と逆襲され、堂一を蹴り上げて部屋を出て行く。勝もかわいそうな人とはいえ、単なる自己中。

さくらはあいかわらず、すねているが、桜子は「あんたたちを応援しているのよ」と言ってさくらに着物を着せる。しかし、自分に自信のないさくらは堂一のところには行けない。あげくにはさみを持ち出してマフラーを切り刻みはじめるが、それを止めようとした桜子の腕にはさみが刺さってキズが・・・。さすがにさくらは必死で謝っている。キズもたいしたことはなさそう。

健と陸雄は、二人で堂一のところを訪ねて、「母親にしぼって、娘はあきらめろ」と申し入れに行くが、堂一からは、「あなたたちのどっちかがキスでもなんでもして抱いてやればいいじゃないですか」と言われてしまう。キレる陸雄。しかも堂一に「今後、さくらさんには一切接近しないことを誓います」とかいう誓約書なるものを書かせている。堂一もややこしい話の原因になっているとはいえ、これはいい迷惑。

いっぽう、堂一は、沙也香と雄一の店で飲んでいたが、沙也香が堂一には黙ってさくらを呼び出す。しかし実際にさくらがやって来ると、堂一は顔色を変えて帰ってしまう。ショックで傷ついたさくらは泣きながら「許さない、許さない」とぶつぶつ言っている。

美容室がはねた後、堂一と桜子だけが残る店で、堂一は桜子を抱きしめてしまう。桜子もイヤと言ったのは最初だけですぐに自分からしがみついている。堂一は「抱きたい。あなたをまるごと欲しい」とストレートな口説き

次回予告では桜子とさくらが、堂一といっしょの部屋で、二人で下着姿になってるんですが・・・。こ、これは。