忍者キャプター 1-2話

「忍者キャプター」、1話「東京タワーに立つ七人の忍者」、2話「ロケット忍法の秘密」、伴直弥ほか出演、東映東京12チャンネル、1976

東映チャンネルで放送している忍者キャプター、もう10話分まで行っているのだが、最初の2話だけとりあえず見た。

これは「忍者」というタイトルだけど、完全に戦隊もののフォーマットで作られているお話。普通の戦隊ものと違うところは、東京12チャンネル製作という部分と、味方チームが7人というところくらい。あ、巨大ロボが出ないところもそうか。

主演は伴直弥で、これが赤。後は、黄緑(子ども)、黄(ちょっと若い、小太り)、茶(デブ)、ピンク(女)、青(クールガイ)、オレンジ(おじさん)で七人。コスチュームや設定、ロケ地の景色など、基本的にすべて現代。敵味方の大ボスが忍者っぽい老人だったり、技に忍者っぽい要素が入っていること、台詞がちょっと忍者っぽいこと以外、時代劇っぽい要素はほとんどなし。

赤の伴直弥は、敵忍者集団「風魔烈風」からの抜け忍ということになっていて、悪の風魔烈風を裏切って、正義の忍者天堂無人の配下に入るおはなしが1話、改めてキャプター七人の紹介が行われ、ロケット科学者を敵の襲撃から守るおはなしが2話。

7人もいるのに、車両は一台きり。オープンカー(ベース車種はわからない)の横に張り出しをつけて、無理やり一台に七人が乗っている。こんな改造はアリなのか?OPで爆風の中をこの車に七人が乗ってくぐり抜ける場面があり、爆風から乗員が顔を背けてよけているところが映っている。一番後ろに乗っている青は立ち乗り状態。この車で移動するのはけっこう怖そう。

それから東京12チャンネルだけあって、ややセットやコスチュームが安っぽい感じがする。さすがに「バトルホーク」ほど安くはないが・・・。まあ安いのは12チャンネルの味なのでいいけどね。

あと、ポイントは歌。水木一郎堀江美都子が両方入っている(プラス、こおろぎ73)のはなかなかめずらしい。曲調もなかなかいい感じ(作曲は小森昭宏)。

ちょっと変わった初期の戦隊ものということで見たいことは見たいのだが、これを見る時間があったら、ゴレンジャー見るなあ。もはやその時間もないが・・・。とりあえずDVDに落とすのみ。