真夏の薔薇 35-36話

「真夏の薔薇」、35-36話

けっこう長い前回のおさらいの後、本編。安永亜衣は、入江達也の妹、福家美峰の家に訪ねていくが、それは離婚届を預けるためだった。そこで妊娠のこともばらしてしまい、福家美峰が止めるのも聞かずに出て行ってしまう。

福家美峰は兄の家を訪ねて離婚届を渡すと、入江達也は妹の言うこともろくに聞かずに追い出す。

小料理屋では、安永亜衣が和服に着替えてすっかり若女将の風体に。お店も大賑わいで、小野寺昭と池田政典も喜んでいる。祖母は子どものことを考えて入江達也と復縁するように勧めるが、安永亜衣はまったく相手にしない。小野寺昭姿晴香は入籍を報告し、みんなで乾杯、しようとしたところにいきなり現れる入江達也。ここで来るのか。

入江達也と池田政典は殴り合いのけんか。安永亜衣ははずみでふっとばされて、お腹を押さえて苦しそうにしている。入江達也は「そんな子なんか産まれてこない方がいいんだ!」と叫んで去っていく。翌日、入江達也は病院に行って、安永亜衣が入院していることを知る。どうなったかが気になって中の様子を立ち聞きしているところを、池田政典に見つかってしまう。それでもちゃんと話すこともできずに、池田政典をどなって逃げていく。内心は自分の子どものことを気にしているのだが・・・。

安永亜衣はすっかりお腹が大きくなっている。テロップで「平成8年夏」と出ているので1996年ということか。このドラマの放送時とリアルタイムで話が進行している設定になっている。

病院では池田政典が入江達也に仕事のことで相談しているが、入江達也はろくに相手もしていない。やたらフラストレーションだけがたまっているようす。安永亜衣のところには福家美峰がたずねてきているが、兄のことは言うに言えない状態。妊娠発覚以後、入江達也は出て行った妻を一度も訪ねていないのだ。

一方入江達也は、バー「もんしろ蝶」で酔っぱらっているが、ここのママとして新しく泉本のり子が登場。入江達也は「この結婚は地獄だ」とクダを巻いている。泉本のり子は子持ちらしく、自分の子どもを店に連れてきている。入江達也はこっちの子どもは可愛いようす。

池田政典は妹だと思っている安永亜衣のところに足繁く通っているが、安永亜衣の祖母は池田政典が訪ねてくることが入江達也を遠ざけていることを心配している。

しかも福家美峰が兄の家を訪ねていくと、なんとそこには泉本のり子と子どもが入り込んでいる。福家美峰は「お兄ちゃん最低!」と叫んで出て行ってしまう。その晩も「もんしろ蝶」で飲んでいた入江達也のところに、小野寺昭が訪ねていく。入江達也は、妻を許せない理由は、池田政典と妻の昔の関係ではなく、今も二人が愛し合っているからだとずばっと言う。泉本のり子は複雑な顔で見ているが、その後「あなたは本当は奥さんを愛しているんでしょう」と詰問。入江達也は「俺にはおまえしかいないんだ」とばかり、泉本のり子にのしかかっている。

いよいよ出産間近になった安永亜衣が病院に運ばれていく場面でおしまい。