のらくろ(1970年版) 1話

のらくろ」1話 「大脱走の巻」、大山のぶ代太田淑子雨森雅司ほか、フジテレビ、エイケン、1970

ひょんなことで、動画サイトから「のらくろ」を見ることができた。とてもなつかしい。子供の頃は大ファンで、マンガも友達の家に10巻本の全集(「のらくろ探検隊」まで)があったので、全部読んでいた。それだけにリメイク版「のらくろクン」が戦争ものと全然関係ない話になっていたのはショックだった・・・。

OP部分はカットされていていきなり本編から始まる。登場人物の紹介なども一切なし。調理室でのらくろが料理をしていると、いきなり空から爆弾が降ってくる。山猿軍の飛行機の爆撃だ。のらくろは、高射砲を撃つが当たらず、自分で飛行機で出撃。弾丸が切れたので、投げ縄で飛行機を捕まえて戻ってくる。

山猿を問い詰めると、もうすぐ総攻撃をかけてくる計画で、猛犬連隊を混乱させるために爆撃しにきたと白状するので、山猿は放される。自分の陣地に帰って山猿隊長(これもブル連隊長と同じ大佐の階級章)にぜんぶてんまつをしゃべるので、隊長はカンカンに怒るが、計画がばれたからどうせ攻めてくるはずがないと猛犬連隊は油断しているから、出撃しましょうと山猿軍曹にすすめられ、さっそく出撃。

猛犬連隊はなんの準備もしておらず、出撃したところが山猿軍の戦車が一斉に出てきて、ブル連隊長、モール中隊長以下みんな捕虜になってしまう。のらくろとメガネだけは捕まらずに逃げ出していて、山猿軍の陣地に変装してしのびこむ。正体がばれるのだが、山猿軍の戦勝パーティー会場にうまく爆弾をしかけて、山猿軍があわてたところで、飛行機を盗み出し、ブル連隊長以下、捕虜全員をロープでひっかけてみんな連れ戻す、というおはなし。

のらくろ大山のぶ代のほか、メガネの太田淑子、ブル連隊長の雨森雅司、モール中隊長の納谷悟郎ほか、出演者は黄金メンバーばかり。屈託なく戦争しているところもいいなあ。こういう話こそDVDで再発してほしいのに・・・。このサイトには、この1話のほか、全部で6エピソードあるらしく、これから見るのがたのしみ。