ブラタモリ 鷹狩り

ブラタモリ」 「鷹狩り」、2010.11.25

先週見られなかったブラタモリ。ネタが「鷹狩り」なので、とてもたのしみだった。

はじめは目黒区鷹番から。なるほど、ここも鷹狩り由来の地名か・・・。案内人は、江戸時代の環境史を研究しているという法政大学の先生。地図を見ると、いまの東京近郊はぜんぶ徳川将軍のお狩り場だ。ぜいたくな話である。鷹場には厳しいきまりがいろいろとあったという話からはじまって、鷹場への道をたどって駒ヶ原、いまの東大駒場キャンパスへ。

大学になったおかげで昔の鷹場の地形がそのまま残っているところ。そこはかとなく昔のようすが伺われてなかなかよい。駒場の次は、浜離宮へ。ここも鷹場だったということだ。それもわざわざ船を仕立てて、海から上陸しようという趣向。ゴムボートに乗り換えて、将軍御上がり場という将軍専用の船着き場から上陸。

ここの池は海から水を引いていて、わざわざ水門を開けて、海水を池に入れている。あいかわらずNHKの権力はなんでもできるらしい。浜離宮には「鴨場」という昔、鴨を引き込んで鷹狩りに使った仕掛けがあったりする。吉宗が将軍のころは、ここで象を飼っていたらしい。

最後は本物の鷹匠が出てきて、これも本物の鷹を連れてきた。半袖のポロシャツ姿のタモリも左手にグローブをつけて、肉片を乗せるとちゃんと鷹が腕に乗る。合図に合わせて、鷹を放つとちゃんと鷹が目印を捕まえる。法政の先生も鷹狩りの実物を見るのははじめてだといっていた。これはかなり楽しいらしい。こんど浜離宮に行った時には、水門や鴨場をちゃんとみておこう。