アタック拳 1話

「アタック拳」1話 「ツタンカーメン襲撃作戦」、NET、東映テレビプロ、1966

これも東映チャンネルでやっていた昔のシリーズものだが、なんだか見たことがあるような気がするのは思い過ごしか?

バスをカレー屋に改造した「移動レストラン アタック軒」をきりもりする主人公安宅拳太郎は、実は秘密捜査官で、バスの後部に格納してある、ボンドカーみたいな特殊装備車Z10号に乗って悪の組織と戦うというおはなし。

主人公の高島英志郎は見たことないけど、ちょっと童顔でりりしくいい感じ。主人公のボスは「支部長」こと伊達正三郎。保積ペペまた出てる。敵の組織「ワールドパワー」日本支部長、仮面男爵は江見俊太郎。仮面男爵という割にぜんぜん仮面をつけてないけどね。

1話は設定の紹介と、仮面男爵が黄金のツタンカーメン像を奪いに来る話。脚本のテンポがよく、けっこうたのしく見られる。主人公は、ワールドパワー団のアジトに忍び込むが多勢に無勢、あっさりと縛られてしまい銃をつきつけられて絶体絶命というところでおしまい。

OPは歌がかわいい。悪人達がみんな黒装束に黒いバナナ帽で、Z10号に素手でかかろうとしてわらわらと集まったり逃げたりしているところが笑える。Z10号もかっこいいし、バスのカレー屋さんというアイディアもいい。挿入歌の「カレーライスの歌」が、これまたよろし。カレー食べたくなるね。ほかの話が残っていたら見るのにねぇ。これも1話しかないのでざんねん。