日の出湯

「日の出湯」、広島市安芸区矢野西5-19-28

昨日は、休みだったのでちょっと遠いところにある銭湯にいってこなければと思って、安芸区のここと、府中町の東洋温泉にいってきた。

しかしここはわかりにくい。31号線をどこで曲がるかを間違えなければそんなに迷わないのだが、肝心などこの角で曲がるかを間違えてしまい、探すのに30分くらいかかった・・・。バイクでいったからわりと簡単に行ったり戻ったりできたが、車で行っていたらたいへんなことになっていただろう。なにしろ、このあたりの丘へ上がっていく道は、非常に狭く途中で引き返そうとしても車をUターンさせられるところが簡単には見つからない。

見つけてしまえば拍子抜けするくらい、矢野駅に近いところにあり、ちょっと古い洋館風の建物に「ゆ」と赤い文字で書かれた、電球入りの灯りがついている。中は脱衣場も浴室も狭いのだが、特に木製のロッカーと鏡はけっこうな年代物。鏡には広告が貼ってあるのだが、そこに書いてある電話番号が海田局77番というすごい番号。市内局番すらなく、何時代かわからない。

浴室は、3人入ればいっぱいになる浴槽(深いのと浅いのがあるがつながっているので、お湯は同じ)が真ん中にあって、そのまわりに10くらいのカランがあるだけ。行った時には客はいなかった。ここはお湯がかなり熱く、3分も入っていると熱さでがまんできなくなってくる。今くらいのちょっと寒い時期にはからだが暖まっていいのだが、夏は熱すぎかもしれない。ここは年のいった客しか来ないところで、老人は熱いお湯が好きだから・・・。

この近くにもスーパー銭湯が2軒あるので、よくこんな小さな銭湯が営業を続けられるものだと思う。まあ、遠くから出かけていく銭湯ではないし、なじみの客しか来ないだろうから何とかなっているのかもしれないが・・・。

スタンプラリーのカードもだんだん埋まっていって、あと4軒になった。番台のおばちゃんが「がんばってるねぇ」と感心してくれてちょっとうれしかった。