NHK高校講座 ベーシック10 シーズン2

「NHK高校講座　ベーシック10」　シーズン2

この番組の「サマースクール」というのが始まったので、録画して見てみた。春の放送といっしょじゃないの！春に放送したものから、英語と数学だけをピックアップして、それに蒼あんな、れいなと大輪教授らのショートコント、予備校の先生による一口レクチャーを5分ずつ付け加えたもの。オードリーの収録部分は、春に撮ったものがそのまんま。がっくし。

しかし、この番組、初めて見たときには真剣に驚いた。高校講座と言っているが、全然普通の高校生向きになってない。半分はオードリーのコント。そして、学習内容はといえば、「現在進行形」「分数の足し算」といったもの。中学1年とか小学校の内容だ。これがわかってない子供が高校に入ってくるということだから、ほとんど終わってる。というか、終わってる高校生をなんとかしようとして作られたのだろう。1コーナーが10分になっているのも、その程度しか集中力が続かないということだと思う。

もちろん、普通の内容の「高校講座」はいつも通り放送されているので、高校生がみんなアホになったわけではないのだろう。それにしても、この番組は十分衝撃的。単にオードリーのネタ番組として見てたけど、これがほんとうにNHK教育で流れていたのだからおそろしい。この番組を見なきゃいけない生徒がたくさんいる高校では、ぜんぜん授業は成立していないだろう。生徒が目を開けておとなしく座っているかどうかも怪しい。

まあ昔からむちゃくちゃな高校はあったから別に驚くようなことではないのかもしれない。でも自分はそういうのは見たことなかったので、現実を見せられると驚く。本物の高校生を見ればもっと驚くだろうが･･･。