ブラタモリ 赤坂

ブラタモリ」 「赤坂」、NHK、2010.3.4

ブラタモリの放送で見ていないのは、これと「六本木」の2本だけ。とにかく見ないと消せないので見ないといけない。それにしても、サッカーの試合、3位決定戦は中継がなく、終わった後でダイジェストやるだけってどういうことよ・・・。

で、「赤坂」編は、迎賓館を特別に見せてもらうという企画。一般公開は日程上応募できる可能性が薄いのでありがたし。迎賓館は、元紀州上屋敷。明治時代に東宮御所として建設。その後国会図書館に転用されたりした後、1970年代から迎賓館になった。日本における唯一のネオ・バロック様式建築だというお話。

調度は豪勢だが、見学自体はあっという間に終了。まあ街歩き番組だからしょうがないか。その後は赤坂見附から歩き始める。今回のゲストは、近世、近代教育史研究家という藤田薫という着物をきた中年の人。生まれも育ちも赤坂だそうな。

赤坂見附は、「見張り番所」がおかれていたから「見附」で、江戸には全部で36カ所あったとのこと。溜池も、江戸時代には実際に池があって貯水の役割を果たしていたそうだ。外堀通りには昔の江戸城外堀の石垣がところどころに残っていて保存されている。目立たないので、そう言われなければわからないだろう。

報土寺というお寺には雷電為右衛門の墓があり、雷電が松平不昧公から拝領したという力石がおかれている。110キロと言っていたが・・・。

ニューラテンクオーターというナイトクラブがあり、ホテルニュージャパンの地下だったとのこと。往時はステータスのあるクラブでセレブの社交場だったらしい。2時間座れば、大卒初任給くらいの金額がかかったとのこと。CGで中の様子を再現している。NHKはお金があるなー。

クラブの次は料亭。昔は60軒くらいはあったといっていた。赤坂見附の駅から溜池山王駅あたりまで集中していたそうだが、今は6軒しかないらしい。その1軒にはいっていき、座敷で芸者さんが二人きて、昔の話を聞いて、踊りを踊ってくれている。芸者さんの一人は、昭和39年に上京してきてタモリと同じ年のことだったそうだ。タモリは「もうちょっと早く生まれて金をもってればよかったのに」と嘆いていた。

今回は迎賓館、クラブ、料亭、と「おもてなしの町、赤坂」がテーマ。迎賓館はもちろん、クラブも料亭もたぶん行く機会はないので、いつもの地形編とは違うテイストでけっこう楽しめた。