フォーレ 組曲ペレアスとメリザンド

フランセ   「クラリネット協奏曲」

   ディミトリ・アシュケナージクラリネット)、ウラジーミル・アシュケナージ指揮、NHK交響楽団

フォーレ   組曲ペレアスとメリザンド

   ウラジーミル・アシュケナージ指揮、NHK交響楽団


  「N響アワー」、2010.7.4


今日のN響アワーは、ウラジーミル・アシュケナージの親子共演。元のプログラムは、これにサン=サーンス交響曲第3番が入っていたが、これはカット。

アシュケナージ一家は音楽の家で、奥さんがピアノ、息子が二人いてひとりがピアノ、もうひとりがこのディミトリでクラリネット吹きだそうだ。演奏の前に、親子二人でインタビューに答える時間があった。当然だがよく似てますね。ちょっとおひげの濃い目のいい男。このフランセの曲はほんとうにむずかしいらしく、「そのことを忘れるように努力している」と息子が言っていたのが印象的。

曲はちょっと諧謔がきいたような感じの曲で、ふつうに聴いていてたのしげな曲。しかし確かに演奏はむずかしそうだ。運指も速いし、息も長くつづけないといけない。聴いている方はいいけど、演奏者は苦労するだろう。

フォーレは最近聴いていないので、とてもよかった。おちついた、ちょっとドライな感じの演奏。そういう感じがちょうどいい。落ち着いて音楽に浸れました。

カプリッチョのコーナーは、雨にちなんだ曲。そういえば今年の梅雨は、九州とか、降るところではやたらと降っているらしいが、家の近所はそんなに降ってない。そのかわり暑い。なんとかならないのかなあ。