ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲

モーツァルト   「レクイエム」(抜粋)

   ウラジーミル・アシュケナージ指揮、NHK交響楽団、神戸市混声合唱

チャイコフスキー 交響曲「マンフレッド」(第4楽章)

   ウラジーミル・アシュケナージ指揮、NHK交響楽団

ラフマニノフ   「パガニーニの主題による狂詩曲」

   小山実稚恵(ピアノ)、尾高忠明指揮、NHK交響楽団


 「N響アワー」、2010.6.27

N響アワーは、「怒りの日」に魅せられて、ということで、このメロディーを使った曲の特集。モーツァルトは「怒りの日」のところだけ。チャイコフスキーは第4楽章だけ。で、ラフマニノフはこの前BSでやっていたコンサート(この曲と、交響曲第2番)を聞き逃していたので、ちょうどいいわと思って聴いていた。

小山実稚恵は素直な演奏でよかった。尾高忠明は、隙のない合わせ方でこれもいうことなし。解説のところで言っていたが、この20分ちょっとの曲で、怒りの日の旋律を使っているところが3回。ラフマニノフ交響曲(第2と第3)やら「鐘」、「音の絵」、ピアノソナタ第1番ほか、8作品でこの旋律を使っていると言っていた。死のイメージとともに、この旋律のデモーニッシュなイメージにひかれていたというのが、西村先生の解釈。

カプリッチョ」は、作曲家のファミリーネームの意味。バッハの「小川」はまあともかく、ベートーヴェンショパンラフマニノフ等々。まあ、いつも気にしないだけで、名前も何かの名詞から取られているので、何か意味があるのはあたりまえといえばそのとおり。「ラフマニノフ」は「穏和な」という意味らしい。