ハレンチ学園 身体検査の巻

ハレンチ学園 身体検査の巻」、宍戸錠高松しげおほか出演、丹野雄二監督、日活、1970

前作にましてくだらない。特に今回、マカロニ役の宍戸錠と、十兵衛役の児島みゆき以外のほとんどのキャストが入れ替わってしまった。ヒゲゴジラ高松しげお、マルゴシは近藤宏。この時点で見る気が半分以上失せた・・・。

身体検査のエピソードは最初のほうでちょっと出てくるだけ。これもヒゲゴジラが女生徒たちを脱がせて裸を見ようというだけの企画。ほかには、女子のキックボクシングの授業だとか、ハレンチ学園を視察するため、フランスからシスターがやってくる(これが真理アンヌ)とか、臨海学校(これにかこつけて、マカロニとマルゴシは学園を売り飛ばそうとする)とか、いくつかエピソードが並んでいるが、どれもいまひとつ、インパクトに欠ける。

最後は教師一同を砂浜に埋めてスイカ割りの的にしておわり。くだらないというか、つまらないのである。もう1本、「ハレンチ学園 タックルキッスの巻」があるらしいが、さすがに2本であきた。3本つくられたということはそれなりに公開当時はうけていたのだろうか。昔の人の感覚はわからない。