ブラタモリ 新宿・大久保

ブラタモリ」 「新宿・大久保」

昨日の再放送のもう一本がこの回。新宿、大久保はタモリのホームタウンということで、リラックスした雰囲気。案内人は、都市研究家の稲葉佳子という人。

大久保は江戸時代の町割りが昔から残っているところだそうで、今はホテル街になっている通りも江戸時代からそのままあるとのこと。「皆中稲荷神社」というところにいくと、宝くじにあたることを祈願する絵馬ばかり。ここは鉄砲隊百人組の町で、だから百人町。細長い地割りもそのためのもの。

この百人組の保存会の人たちが登場して、火縄銃を持ち出して見せていた。有効射程は30mから50mくらいしかないらしい。この鉄砲組のなごりで、昔はつつじが植えられていて、火薬のカスを利用して栽培されていたとのこと。

大久保駅の近辺は、韓国人街というだけでなく、とにかくいろいろな外国人が集中して住んでいる地域。住民の半分が外国人。雑居ビルの一室にあるイスラムの礼拝所を訪ねていくと、インド、ミャンマースリランカから来ているというイスラム教徒がお祈りをしている。確かに、町にはハラルフードのお店が多い。お店で、バングラデシュのおやつという、小麦粉をバターで炒めたものを牛乳に浸したものを出していた。あまりおいしそうではないが・・・。

5分歩くと、すぐに住宅街になる。3代続いた管楽器の修理屋さんというのがあり、そもそも大久保は楽器屋が多いらしい。新宿にジャズの店が多かったことから、そういうことになったとのこと。タモリはトランペットを吹いてみるが、いい音は出ない。管楽器は続けて練習していないとできないのだそうだ。

最後は地下の韓国料理屋に。床にはコンクリートに黄色い線が引いてあり、駐車場だった敷地を塗り替えもなにもなしでそのまま料理屋にしたらしい。稲葉先生は、鉄砲隊も移民であり、この町には移民の遺伝子がというようなことを言っているが、そんなことを言ったら、どこだって何十代も住んでいる住民で出来ている町などほとんどないのであって、ほとんどどこでもよそから来た住民が住み着いて出来た町に決まっている。特に江戸、東京はそうだろう。結論が強引だなあ・・・。