ブラタモリ 早稲田

ブラタモリ」 「早稲田」

昨日の「ブラタモリ」再放送の2話目。連続シリーズになってからの第1回放送。この回も初回放送時には見ていなかった(2回目の「上野」から見始めた)ので、とても助かった。

タモリは早稲田卒業なので、まず早稲田から、ということらしい。早稲田時代のサークルのたまり場だった喫茶店はいまは食堂に。それでもちゃんと学生街がのこっているのだからさすが早稲田。キャンパス内ではタモリは当然大人気である。逆にほかのロケ地ではタモリのところにそんなに人が集まっていないのがふしぎ。タモリは早稲田の名前の由来を学生に説明して感心されている。まあ、普通は知らないわね。

今回も同行する案内人はパイロット版と同じく、造園家の涌井雅之。明治はじめの地図で当時の東京専門学校のあったあたりを見ると、隣に大隈重信邸があるほかは一面の田んぼ。久保田アナは、相変わらず一文字ずつ右から書く書式すら知らない天然ぶり。タモリは「男だったら殴るけど」と突っ込んでいる。

その後は神田川縁を散策。街灯の区名表示が豊島区と新宿区が入り組んでいるのを不思議がっている。そんなことによく気がつくな・・・。西早稲田のあたりは、豊島区、新宿区の区界が入り組んでいて、神田川を自然境界線にしているのではないそうだ。その理由も昔、神田上水はもっと入り組んでいて、後で川の流れを直線に直したのに区界は元のままになっている名残りとのこと。

神田川沿いに染物屋があり、昔は神田川で染め物をさらしていたそうな。昔からある川はそういうとこ多いね。それから坂。とにかく高低差は見逃さないと語るタモリ。早稲田の裏、胸付坂の隣にあるのは、椿山荘のお庭。涌井雅之は、椿山荘の山が庭造りにとても重要だという話をしているが、タモリの関心はむしろ縄文期、海岸線がこの近くまで来ていた時のことに向いている。

当時は現在の地形図で標高10mのところまで海だったらしい。タモリは海進海退が周期的に来ていることを説明して、いつかはまたここも海に・・・というような妄想に頭をふくらませている。その間久保田アナは乾いた笑いを。まあ、この温度差も笑いのネタとしてよいと思う。