アリス=紗良・オット、サカリ・オラモ指揮 ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団

シベリウス     「交響詩 エン・サガ」
チャイコフスキー  「ピアノ協奏曲第1番」
ドボルザーク    「交響曲第9番 新世界より

アリス=紗良・オット(ピアノ)
サカリ・オラモ指揮 ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、広島ALSOKホール、2010.2.23

アリス=紗良・オットをとりあえず見たかったのと、プログラムもまあまあなので行ってきた。取るのが遅かったにしてはよい席がとれて、2列目の真ん中に近い席。おかげで、アリス様は間近で見られた。

シベリウスははじめてきいたが、いかにもシベリウスっぽい、ロマンチックな曲。

で、チャイコフスキーだが、まあまあとはいえ、そんなにいいとは言えない。これはオケが悪いのではなく、ピアニストに問題があると思う。ジャカジャカ弾きこなしているのだが、ちょっとずれたところがあるし、テクニックがいまいち。

アリス様は、長身の美形。緑のドレスがかっこいい。まあファンはつくだろうと思う。CDを買ったらサインしてくれることになっていたのだが、とりあえず遠慮しておいた。アンコールピースは、ショパンのワルツ。

ドボルザークだが、こちらはなかなかよかった。全体の構成がしっかりしている。非常にキレのある演奏。オラモはオーケストラをよく引っ張っている。3月のNHK交響楽団と曲がかぶっているので、そちらをあきらめたが、正解だったかもしれない。

アンコールピースは、ドボルザークのスラブ舞曲第8番。これも非常によかった。今日一番いい演奏だったかもしれない。次におまけで、滝廉太郎「花」。ちょっとおかしな編曲だったが、わざわざやってくれたのだから、よしとしましょう。