曲がれ!スプーン

ヨーロッパ企画第28回公演「曲がれ!スプーン」、石田剛太、酒井善史、角田貴志ほか出演、作・演出、上田誠アステールプラザ大ホール、2010.2.11

映画の方はじつは見ていない。

クリスマスイブ。町外れのうら寂れた喫茶店(というにしては舞台装置はきれいだが)「カフェ・ド・念力」。集まってきたのは、各種超能力を持ったエスパーたち。秘密の「エスパーパーティー」を開く計画。普段は能力を隠して暮らしている彼らが、初めてその力を仲間同士で披露し合うのだ。

呼びかけ人のマスターが席を外しているときに、「神田」が店に入ってくる。仲間が来たと勘違いしたエスパーたちはパーティーに招き入れるが、実は神田はエスパーではなかった。自分たちの秘密を口外されたくないエスパーたちはあわてて話をごまかそうとする。そこに、神田を取材するために超常現象番組のAD、桜井がやってきて・・・、という話。

けっこうおもしろかった。というかかなり笑えた。客席もせっこう沸いていたので、みなおもしろがっていたのだと思う。広島は1公演しかないのだが、9割くらいは席が埋まっていた。人気劇団は違いますね。映画の方は当たったのだろうか。監督は「ぜったい当たらなそう・・・」とぼやいていたが。アハハーと笑って気分スッキリして、劇場を後にでき、一日楽しくすごせたのでした。