ヤルヴィ指揮、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団

ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」
        交響曲第7番

パーボ・ヤルヴィ指揮、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団、ボン、ベートーヴェンホール、2009.9.11

NHKの「ハイビジョン・ウィークエンドシアター」で放送していた、「ボン・ベートーヴェン音楽祭2009」の録画映像。最初に解説者のお話があって、このヤルヴィとカンマーフィルハーモニーの組み合わせが音楽会の目玉で、といっていた。

わたしの目的は、この次のプログラムの、ベルリンフィルのジルベスター・コンサートだったので、こっちは録画していたなかったのだが、聴いてみると、この演奏はすばらしい。

室内オーケストラだし、また、古楽ふうの変わった演奏でしょ?と思っていたが、そういうのとは違う。早めのテンポで、緊張感がみなぎっている、筋肉質の演奏。「第6番」もよかったが、「第7番」の出来がすばらしい。特に第4楽章の迫力には、ただただ、圧倒された。

これ(ベートーヴェン交響曲連続演奏会だったとのこと)を聴くために、日本からいくつかツアーが組まれていたそうだ。この演奏ならそれも納得。大枚をはたいてドイツにでかけた人たちも満足しただろうと思う。CDも、ベートーヴェン交響曲全曲と、ベートーヴェンブリテンのヴァイオリン協奏曲の組み合わせ(ソリストは、ジャニーヌ・ヤンセン)が出ているので、アマゾンで買ってくることにする。来日公演、行きたかったなー。今度は東京でもどこでも、逃さないようにしないと。