ブラタモリ 横浜

ブラタモリ」、「横浜」、2009.12.18

今回は横浜。横浜って言っても広いし、そんなくくりはなしでしょうと思っていたが、これは幕末から大正あたりまでの、開発された当初の横浜のこと。横浜が寒村から開港場になって大開発された、程度のことは知っていたが、具体的に古地図とCGでここまでが海で、こういう順序で埋め立てをして、という過程を見せられてとてもおもしろかった。

あいかわらずのNHKの権力で、ガラスで覆われている地下の遺構やら、小学校の校庭内にあるマンホールやら、どんどん開けさせる。そうすると、昔の荷捌き場で台車を動かすのに使われていたレールと転車台やらビール工場の貯水池やら、どんどん出てくる。横浜は関東大震災で一度壊滅して、その後がれきを埋めて再建されたので、ちょっと地下を掘ると、震災前の明治大正時代の遺構がどんどん出てくるということらしい。今回の付き添いは品のいい老婦人。横浜のガイドをしているらしい。この人のフォローもよかった。

中華街の道筋がなぜ周りの街区に対して傾いているのか、とか、神奈川県庁の上にある展望台とか、今回は収穫多し。この番組でもベストの出来だと思う。昔は住んでいた横浜市だが、最近ご無沙汰しているうちにいろいろとおもしろいものができていることもわかった。充実の45分だった。