竹の湯

「竹の湯」、広島市南区堀越1-12-6

ここも非常に見つけにくいところにある銭湯。住所は南区なのだが、地図を見ると南区といっても最も東端、南区、府中町、安芸区の境界線に近いあたりにある。向洋駅からそれほど離れているわけではないのだが、回りに店舗がほとんどない、住宅街の中に忽然と建っている銭湯である。銭湯は明るいうちは、煙突があるために多少遠くからでもわかるのだが、最近は5時半には暗くなってしまっているので、見つけるのはけっこう苦労した。築年数はかなり古いようだ。鏡回りの広告を見ても、それなりに年代物が多い。木製ロッカーもかなり古びた感じ。

面積は狭く、浴槽は3人くらいしか入れない。ジェットバス、泡風呂といったアイテムもなし。シンプルなお風呂。湯温は熱い。地域の老人向けという感じ。3分も入っていられなくなって、出ては水を浴びてまたお湯に浸かった。冬場に冷たい水を浴びて回りに水がはねると顰蹙ものだが、その点、客の少ない銭湯ではそういうことに気を遣わなくていいので、楽である。

ここは遠くから来るような銭湯ではないので、ずっと生き延びるのはむずかしそう。本当はこういう銭湯になるべく残ってほしいのだが・・・。府中町の東洋温泉では60円だったビン入りサイダーがここでは100円。まあいたしかたないですね。