伝七捕物帳 涙の赤っ鼻 情けの十手

伝七捕物帳」76話 「涙の赤っ鼻 情けの十手」

客演は、津島恵子/武藤英司/幸田宗丸。伝七は、盗賊鬼面組の一人を追い込むが、手柄を赤っ鼻に譲ってやる。ところが赤っ鼻は鬼面組に捕まって晒し者になってしまい、十手は召し上げられる。伝七のとりなしで十手は戻ってくるが、功を焦った赤っ鼻は、鬼面組の罠にまたまたはまってしまい、捕まってしまう。津島恵子は、自殺しようとしていたところを赤っ鼻に助けられるが、実は鬼面組の手先となって、伝七を狙っているという役。

津島恵子は50歳くらいか。まあ貫禄はありまくり。しかし4,5歳の子供の母親役というのは無理がありそうな。赤っ鼻はのびていたところを結局伝七に助けられ、お上から褒美ということで小判5枚ももらっている。もっとも菊乃屋につけとして3両2分とられ、のこりも津島恵子への餞別として出してしまうのでぜんぜん手元に残らない。

脚本鈴木兵吾。この人もシリーズ初めてのはず。やはり1940年代から1950年代にかけて時代劇の脚本を多く書いていたベテランである。監督山田達雄