オズの魔法使

オズの魔法使」、ジュディー・ガーランド主演、ビクター・フレミング監督、アメリカ、1939

ミュージカル映画はあまり見ない自分だが、これだけはもう5回以上は見ているはず。たまたまNHKの衛星放送でやっていたのでまた見てしまった。この前見た「ザッツ・エンタテインメント」の流れもあるので。
ジュディー・ガーランドはやっぱりいいなあ。MGMの企画どおり、これをシャーリー・テンプルがやっていたらどうなっていたかも想像するとおもしろいが、そうなっていればジュディー・ガーランドの伝説はなかったかもしれない。それにカンザスの田舎の女の子の役はやっぱりガーランド向きだ。
改めて見ると、ドロシーの夢の世界からは比較的よく覚えているが、その前の場面がけっこう長かったことに気づく。そうでないとドロシーがお家に帰りたいと思う動機がきちんと出てこないもんね。それにしても1939年の映画でこの色彩美。書き割りの背景でも、こんなに夢が生き生きしている映画はほかになし。今度、歌を原詩で歌えるようになろう。