空の大怪獣ラドン

「空の大怪獣ラドン」、佐原健二平田昭彦白川由美主演、本多猪四郎監督、東宝、1956

これも初見。個人的には、ラドンよりメガヌロンのほうがコワイ。しかしいくら帰巣本能があるからって、いったん飛び出したはずの噴火口(溶岩がドロドロ出ている)に戻っていくかなあ。だがこの最後の場面はかなりの迫力。流れる溶岩も(ほんとに溶けてる鉄を流しているらしいが)熱が伝わってきそうな感じ。「防衛隊」の武器も、ちゃんとロケットのランチャーと輸送車を別々にするとか芸が細かい。伊福部昭の音楽は盛り上がりまくっているし、緊張感のある構成になっている。じつをいうと東宝の特撮映画は初期のもので見てないものが多いのだが、やっぱり見なくては・・・。