昼下りの決斗

「昼下りの決斗」、ランドルフ・スコット、ジョエル・マクリー主演、サム・ペキンパー監督、アメリカ、1962

ようやく見ることができた。これは名作。金塊輸送の仕事を引き受けた元保安官と昔の友人、その仲間の若者の道中に、厳格な父親のもとから逃げ出そうとする娘がからんで、やむなく決闘に巻き込まれることになる。ランドルフ・スコットとジョエル・マクリーの友情と裏切りがからんだ感情の動きがしぶすぎる。娘役のマリエット・ハートレイもあんまりきれいじゃないけど、役にぴったりはまったいい女。悪役ハモンド兄弟もキャラが立っている。ラストの決闘シーンでのスコットとマクリーはもうカッコイイという以外の言葉が見つからない。二人の最後のやり取りもバッチリ決まっている。ほんとうに西部劇らしい西部劇。