ニューヨーク1997

ニューヨーク1997」、カート・ラッセルリー・ヴァン・クリーフ主演、ジョン・カーペンター監督、アメリカ、1981

いまごろこの映画をはじめて見るというのもほんとうにどうかと思うが、公開時に「安っぽい」というような映画評が出ていたので行かずじまいでいままで来てしまったのだ。当然「エスケープ・フロム・LA」も見てない。いまさらながらもったいないことをしていたと痛感。
カート・ラッセルが若いよ。調べてみたら、「遊星からの物体X」とほぼ同時期に撮られたということで納得。警察本部長のクリーフ、大統領のドナルド・プレザンス、タクシーの運ちゃんのアーネスト・ボーグナイン、みなキャラ立ちしている。脚本はよく練られていて、緊張感を失わない。大統領のイカレっぷり、情報屋の情婦の死に様、みな決まっている。「廃墟の未来」の設定も古びていない。貿易センタービルがちゃんと立っているのも、いまとなってはなつかしい。